複雑さをシンプルにする

2.5

シンプルさは、
大いなる知恵の現れであり、
複雑さを突き抜けた後の力である。

西洋にはオッカムの剃刀かみそりの法則がある:
必要のないものは、実体を増やすな。
余分なものを取り除き、
本質を直視し、
価値ある本質だけを残す。

東方には「大道至簡だいどうしかん」がある:
万物は素朴そぼくに帰し、
知恵は極限の簡素の中に隠れている。
複雑さを去ることで、
物事の本質を洞察することができる。

では、どうすれば「複雑を去ってシンプルにする」ことができるのか、
本当のエッセンスを抽出できるのか?

第一歩は、胆力が必要だ。

見ることができることと、
捨てる勇気があることは違う。
シンプルを知ることと、
シンプルにすることは違う。
複雑に立ち向かい、
果敢に取捨選択する勇気を持つことこそが、
複雑なものの中で本質を見抜き
選択の中で成長する力となる。

例えば、
最初にカニを食べた人
天下に先んじて敢えて行う
リスクを負い、
未知の可能性を切り開いた。

次に必要なのは、眼力だ。

眼力は、
深い知識の積み重ねに基づいている。
知識の積み重ねこそが、
深い思考の根底を作る。
根底がなければ、
思考は直感と推測の間を彷徨さまよい、
決して問題の本質には触れられない。

知識の積み重ねは、
複雑な現象を通じて、
物事の本質に到達するための橋渡しである。
心と知識が長年にわたって鍛えられ、
初めて目は浮華ふか穿うが
万象の中に内在する法則を洞察し、
表面の背後に隠された真理に触れることができ、
世界の運行する深層の脈絡みゃくらくを把握する

シンプルさは、

リスクを負うことと、
長期的な知識の積み重ねがあってこそ成り立つ。

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