世の無常

　　　　　　　———aseeking

流れゆく時は、
まるで東へと流れる川のように、
昼も夜も、止まることなく進んでいく。

歳月は静かに指の間をすり抜け、
戻ることなく、跡形もなく消えていく。

過ぎ去りし日は煙のように、
ふと振り返れば、
すでに滄海は桑田となり、物は変わり、人も変わる。

宇宙はビッグバンから始まり、
幾億年もの進化の時を重ねてきた。
人の一生は、
この果てしない時の流れの中では、
一瞬どころか、ほんの一刹那にすぎない。

アンドロメダ銀河――
肉眼で見える最も遠い天体。
私たちが夜空を見上げて目にするその光は、
すでに250万年前の姿なのだ。

命ははかなく、
やがて静かに幕を閉じる日が来る。
かけがえのない人は、
どれほどに大切な存在か。
次の瞬間には、もういないかもしれない。

いま私たちが持っているすべては、
感謝すべき奇跡である。
なぜなら、明日が来るとは限らない。
世の中は常ならず、
雲のように変わり続ける。

だからこそ、いまこの一秒一秒を大切にしよう。
いつか人生を振り返る時――
悔いではなく、
心に深く刻まれた、
一瞬の永遠がありますように。